ニューヨークの地下鉄、と禅

Posted by on 2019年6月24日

日本では、梅雨シーズン、真っ只中ですね。しとしと降る雨には、ちょっぴり憂鬱にさせられる反面、音を聞いていると癒されたり、情緒を感じる美しい面もありますが、今年の雨は、急に激しくなったりと例年以上に予測のつかない傾向があるようです。ニューヨークでは、日本のようにはっきりと梅雨を実感することがありませんが、やはり今の時期は突発的な雨に見舞われることもあります。アメリカでは、傘を差す人が本当に少なく、少しの雨なら、皆、平然と濡れて歩いていて、なんだか、清々しいほどです。でも、アメリカでは雨と情緒が結びつきませんね、、私が個人的に、ニューヨークで雨が降って一番に懸念することの一つは、「サブウェイ(地下鉄)に不具合が起こって、遅れたりしてないかな〜、早めに家を出なきゃな〜」です。

images-2 世界でも、最も古いシステムを誇る(誇っていいのか、、?)公共交通機関の一つである、ニューヨークのサブウェイ MTA (Metropolitan Transportation Authority) は、世界をリードする国の交通機関とは思えないほどの。。はっきり言って。。オンボロです!もうびっくり仰天です。雨のひどい時期には、不具合が多発し、雪のひどい時や週末には、閉鎖になることもあります。張り紙が事前に出てる場合にはまだいいのですが、ひどい時には、少し遅れてるから等の理由で、勝手に車掌さんが、駅を飛ばして走ることもあります。一応、直前に車内アナウンスが入るのですが、これもまたシステムが古いので、もごもごと雑音にしか聞こえず、よく2019年現代に、この地下鉄と付き合って生きていけるなあと感心するレベルです。東京では、10分でも電車が遅れれば、遅延証明書が発行されたりニュースになるレベルなのに、スケジュールが全くあてにならず、15分も20分も待ちぼうけの挙句に、電車が遅れたからと、自分が降りたい駅を飛ばされてしまった日には、もう、怒りを通り越して、がっくり気が抜けてしまいます。電車が遅れている時には、周りの人のイライラ度も上がっているので、その雰囲気に身を置くのも気images-1持ちのいいものではありません。

近年では、サブウェイラインの一つ、Lラインを15ヵ月もの期間、改修工事のため閉鎖するか否かで大論争になっていました。Lライン沿いに住んでいる人にとっては、死活問題で、笑い事ではありません。最終的に、週末だけ、閉鎖にしたり単線にして電車の本数を減らす対策が、現在は実行されています。それにしても、サブウェイの不満をあげたら本当にきりがないです!

images-3ただ、ニューヨークが “A city that doesn’t sleep” (眠らない街)と言われるのは、24時間走っているサブウェイに起因することもあり、なんだかんだ、ニューヨークの愛されシンボルになっていることも確かです。また、どこまで乗っても、flat rate(均一料金)なので、初乗り料金でどこまでも行けてしまうというお得な点もあります。そして、何より私は、良いも悪いも、このサブウェイのおかげで、早め行動を心がけるようになりました!まだ、実践半ばですが。。とにかく遅れるサブウェイをイライラしながら待つ時間が嫌で、それだったら、ものすごく早く着いてしまっても、時間に余裕を持って家を出るほうがいい、と実感から思えるようになりました。そしてもう一つ、私が学んだことが、、なんと、この間、サブウェイ構内に貼られていたポスターにも落書きされていました!“accpet everything as it is”(ありのままを受け入れよです。まるで、禅の教えなのですが。本当に、私も、サブウェイとの様々な葛藤の末に、この境地に至りました。多分、落書きがあったということは、多くの人が同じような学imageびをしたのだと思います。落書きを見つけた時には、「そう、これっ!ですよね。」と嬉しくなりました。ありえないほどの遅延や電車の停止が、頻繁に起こるのですが、起こってしまったらもう自分がイライラしてもしょうがない、この時間を本でも読んで有効にハッピーに過ごそう、と切り替えてゆったりと構えることができるようになりました。

もちろんサブウェイのシステムが少しずつでも向上していくことを望みますが、不具合が多く起こるであろう雨の日でも、日日是好日(にちにちこれこうじつ)-“Everyday is a good day!” の精神で、ハッピーな1日を過ごして行きたいと思います。皆さんも、ニューヨークを訪れることがあれば、是非、寛大な心と時間的余裕を持って地下鉄を体験してみてください!

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