Speech with a Sense of Humor (ユーモア溢れるスピーチを!)

Posted by on 2019年2月23日

ニューヨークは、マイナス10℃以下という凍てつく日が続いていましたが、やっと気温が0℃を超え、このまま少しづつ春に向かいそうな気配です。ただ、気が緩んできた頃に急に大雪が降ったりするので、まだビクビクしています!というか、矛盾するようですが、冬が終わる前にもう一度ドカンと雪が降らないかな〜なんて逆に期待も。やっぱり、ニューヨークの大雪は、冬の風物詩なんですよね。

images-2さて、ホリデーシーズンではないこの時期、アメリカで話題になることといえば、ゴールデングローブ賞(映画とテレビ番組対象)、エミー賞(テレビ、ネット配信番組対象)、アカデミー賞(劇場公開の映画対象)、グラミー賞(最も権威ある音楽賞の一つ)などの賞レースでしょうか。これらの主要な賞の授賞式の様子は、テレビで生中継されますが、そうそうたるスターが一堂に介し、パフォーマンスをしたりスピーチをしたり、ファッションチェックがあったりと授賞式自体が大変なエンターテイメントになっているんです。2月24日(現在これを書いている日の明日に当たります)には、アカデミー賞の授賞式がありますが、映画の中の役としてではなく、俳優さんたちが素の姿でどんな言葉をどのように話すのか、そのスピーチが大変注目されます。流石に、プロの俳優さんはしゃべる声もリズムも心地よく、ドラマを観ているかのように惹き込まれてしまうスピーチが多くあります。そして、アメリimagesカのスピーチに欠かせないのが、ジョークですよね!アメリカでは、public speaking(人前での演説やスピーチ)の際には、ユーモアを交えて話すことがほぼ不可欠とされています。いや〜、それは、考えるだけでプレッシャーな気が。。でも、確かに笑いが生まれることで場が和み、一層、聞いている者の心をつかむ事ができるというのは納得です。また、文化的に、ウィットに富んだ話ができる人は、critical thinkingの能力がある人と認識され尊敬の対象となります。critical thinkingとは物事を客観的に把握し、その上で独自の視点から理解と判断ができる能力のことで、アメリカの教育や文化では非常に重要視されている能力です。ジョーク、特に風刺の効いた笑いimages-1は、物事や状況を冷静に判断した上でちょっと視点をずらし、そのギャップから笑いを起こすので、非常に知的な作業でもあるのです。過去、多くのスピーチで私も感動したり笑わせてもらったりしましたが、ちょっとびっくりしたので記憶に残っているのが、俳優・コメディアンのスティーブ・カレルが、主演していた「ザ・オフィス」という人気ドラマシリーズの授賞式スピーチで、不自然なほどに自分の奥さんに何度も何度も感謝を述べていた事がありました。随分奥さんに感謝している実は、真面目で愛妻家の人なんだな〜と思っていたら、最後に「Thank you Nancy(奥さんの名前) for writing this acceptance speech」 と言ったのです。つまり、奥さん自身がそのスピーチを書いて、彼に読ませていたため、奥さんを讃える表現が多かったというpunch line、いわゆるオチがあったわけです。事実かどうかはさておき、皆、大笑いしていました。

一方で、歴代大統領も、ユーモア溢れるスピーチで国民の心を掴んできた歴史があります。有名なアブラハム・リンカーンも笑いの達人と言われていたそうです。例えば、オバマ大統領も、ホワイトハウスでの記者会見で、時間が押してしまい、強制的に切り上げなくてはいけなくなった時に、”I have a lot more material prepared, but I have to get the Secret Service home in time for their new curfew.”(もっと色々話すことを準備してきていたのですが、シークレットサービス[黒服の要人警護官]を新しい
門限の時間までに帰らせなければいけないので)と機転の効いたジョークで、場を和ませうまく会見を終わらせていたこともあimagesりました。急に、強面の警備員が可愛く見えてしまいますよね!ちなみに感情的に言葉を発信してしまうトランプ大統領はPresident with no sense of humor(ユーモアのセンスがない大統領)としても有名です。冷静な洞察力がないと、ユーモアは言えないということでしょうか。アメリカのジョークは、聞く側も、何を笑いにしているのか、その背景を理解していなければ笑えないことが多いので、笑いを通してアメリカという国を学んでいくのも楽しいのではないかなあと思います。日本語でも英語でも、ユーモア溢れる会話を(親父ギャクにならない程度に、、!)日常から取り入れていきたいですね!

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