アカデミー賞もバレンタインデーも、アンチ精神でお祝い?!

Posted by on 2020年2月16日

さて、2月も半ば、コロナウィルスやインフルエンザの蔓延など健康維持に気のおけない今日この頃。私も、手洗いやうがい、睡眠や栄養バランスのとれた食事をとってひたすら免疫力をあげる日々です。そんな中ですが、2/14はバレンタインデーでしたね!私は、朝になって、バレンタインデーだということに慌てて気づき、クレープを急遽作って、Nutellaというチョコレートとヘーゼルナッツのソースをたっぷり塗り、イチゴをはさんで、旦那さんと食べました!久々に食べたら美味しかったので、バレンタイン関係なくちょこちょこ作って、おやつに食べたいな〜と手軽なお家クレープにはまりそうな予感です。

download-2そして、2/15は知る人ぞ知る、アメリカでは、Anti-Valentine’s DayあるいはSingles Awareness Dayというちょっとシュールなお祝いの日。Anti-Valentine’s Dayを祝うのは例えば、最近、恋人と別れたばかりの人、バレンタインデーのロマンチックな雰囲気にうんざりのカップルなど。Singles Awareness Dayの方は、独身の人が、自分自身や、家族や友人への愛を感謝するという精神がプラスされるよう。メディアでも、Anti-Valentine’s Dayの祝い方など、話題になることも多く、もうどちらにしてもお祝いしてしまうところがアメリカらしいな〜と感心してしまいます。Velentine’s Dayの日に、ロマンチックな恋愛映画を観るよりもホラー映画を観るというのはアメリカでもよく聞く話ですが、では、Anti-Valentine’s Dayの日にふさわしい映画は何か?というテーマの記事を見かけたのですが、結局、誰もが楽しめる王道のアメリカ映画を観る、という結論になっていて苦笑しました。いや、それは、もはや誰もがいつでも観るような映画ですよね(笑)!もう、何を基準にアンチ精神を名乗っているのか、わからなくなっていて面白いな〜と思いました。

そして、映画といえば、先日行われた、第92回アカデミー賞で、韓国の「パラサイト」が外国語映画としては初の最高作品賞、download-3そして監督賞、脚本賞と併せた三冠受賞の快挙を果たしましたね!貧富の差、格差社会といった普遍的な社会問題を扱いつつ、娯楽性の高い映画に仕上がっていたところが韓国映画ながら、まるでハリウッド映画のようなスケール感があり、誰が観ても見応えのある作品だったのではないかな〜と思います。アジア映画の歴史を変える大きな出来事でもあったので、日本でも、大きく報道されていたのではないでしょうか?アメリカでもAnti-Americanism Returns to the Oscars(アンチ米国主義の精神がアカデミー賞に戻ってきた)などの見出しで各メディアで大きく取り扱われていました。というのも、作品賞や他の部門のノミネートでも、白人至上主義が目立つと、賞の発表の前から批判があり、例年通り、外国語映画が最高作品賞を受賞することは、かなりハードルが高いと予想されていたからです。受賞スピーチで、パラサイトの脚本家と監督が、”We never write to represent our countries but this is very personal to South Korea.”と言っていたのが記憶に残りました。韓国についての映画を作ろうとしたのではないけれど、結果、非常に、韓国や韓国oscars-2020-from-parasite-to-1917-to-brad-pitt-check-out-the-full-list-of-winners-at-academy-awards-0001人が持つ問題や葛藤の核心をつく映画となった、そしてそれが同じ共鳴の仕方かどうかはわからずとも、普遍的に世界で認められたということは、何か、アジア人が西欧社会で進出するなかで、葛藤する一つの壁をひょいと超えたような気がしました。色々な意味で、韓国映画「パラサイト」の受賞は今後のハリウッドに刺激と揺さぶりを与える結果であったと思います。また、余談ながら、ブラッド・ピットも今回、助演男優賞で、役者として初のアカデミー受賞ということでとても嬉しそうでしたね!

また、そもそも、権威的なアカデミー賞やハリウッドの商業的な映画自体を嫌う映画ファンも多く、それぞれ、アカデミー賞授賞式の日に、Anti-Oscars Movie Nightとして、敢えて、インディーズ映画を観る会を企画したり、独自でチョイスした映画の授賞式を行ったりと、それぞれのやり方でOscars nightを楽しんだようです。

そして、驚くなかれ、アメリカには、アカデミー賞とは対極に、最悪の映画を決め表彰するアワード、The Golden Raspberry imagesAward(通称Razzie Award)なるものも存在します。パロディー要素の強い賞ではありますが、きちんと各部門、ノミネートが発表され、受賞作品の発表も行われます。ほとんどの役者や関係者は受賞を拒否するそうですが、過去にはきちんと賞を受け取った役者さんたちもいます。サービス精神の強い方達なのだろうなあと推測できます。ちなみに、(最悪)主演俳優部門ではロッキーでおなじみシルベスター・スターローンが過去13回もノミネートされており最多です。第40回を迎える今年度は、映画Catsが、最多の8部門でノミネートされていますが、まだ最悪映画作品賞の発表はされていないようです。う〜ん、なんというか、こういうのも全てひっくるめて映画業界を盛り上げているのでしょう。いずれにしても、嫌だから、素通りするのではなく、そのアンチ精神でさらに新しい祝い事ができて盛りがってしまうところが、アメリカ人らしいと思わずにはいられません!

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